「保育士になるにはどうすればいいの?」
この記事をご覧の方はこのようなお悩みをお持ちかと思います。
そこでこの記事では、保育士になるにはどのようにすればよいのかについて解説していきたいと思います。
これから保育士を目指される方はぜひ参考にして下さいね!
保育士になるのに条件はあるの?
まず、保育士になるには保育士資格が必要になります。
保育士資格がなくても保育園等で働くことは可能ですが、業務内容が制限される保育補助というかたちでしか働くことができません。
保育士として業務にあたるには、当たり前ですが保育士資格が必須ということですね。
保育士になるための2つの方法とは?
では、保育士になるにはどうすればよいのでしょうか?
保育士になるための方法としては、大きく以下の2つがあります。
・指定保育士養成施設を卒業する
・保育士試験を受験する
順番に詳しく見ていきましょう。
指定保育士養成施設を卒業する
まず、指定保育士養成施設を卒業するという方法です。
2021年4月現在、全国に675ヶ所もの養成施設があり、主に4年制大学や短期大学、専門学校(2年制/3年制)などの選択肢が用意されています。
これらの学校を卒業することにより、試験を受けることなく保育士資格を取得することが可能です。
学校では座学だけでなく、実際の保育現場で学ぶ保育実習があり、実践的なカリキュラムが組まれているため、卒業してすぐに保育士として働けるスキルを身につけることができます。
保育士試験を受験する
保育士試験は1年に2回(4月と10月)実施されており、合格すれば晴れて保育士資格を得ることができます。
試験は筆記試験と実技試験の2つが用意されており、筆記試験を突破しないと実技試験を受けることはできません。
筆記試験は全9科目と多岐にわたる知識が必要になり、勉強するのもなかなかハードです。
実技試験においては、以下の3つの分野から2つを選択し、実践することになります。
・音楽に関する技術
・造形に関する技術
・言語に関する技術
こちらも各分野で高い技術が求められるので、事前に練習しておく必要があります。
ちなみに、合格ラインは以下の通りとなっています。
・筆記試験 → 各科目100点満点中60点以上
・実技試験 → 1分野につき50点満点中30点以上
なお、筆記試験においては科目合格制度が設けられており、一度合格した筆記試験科目は3年間有効となります。
そのため、長期計画で保育士資格の取得を目指すことも可能ですよ。
保育士になるには短大や大学に通う必要がある?
上記でも申し上げた通り、短大や大学といった指定保育士養成施設に通い、卒業することで保育士資格を得ることは可能です。
ただ、それが絶対条件ではなく、試験を受ける事でも資格取得ができます。
単位さえ取れれば自動的に資格を得られるという意味では大学や短大の方が難易度自体は低いかもしれませんが、そもそも授業料が高額であることや時間がかかるというデメリットもあります。
どちらの方法で保育士資格取得を目指すのか、ご自身の環境を踏まえてしっかり考える必要があります。
主婦が保育士を目指す方法
主婦の方でも保育士を目指すことはもちろん可能です。
方法としては、上記「保育士になるための2つの方法とは?」の項で解説した通り以下のどちらになります。
・指定保育士養成施設を卒業する
・保育士試験を受験する
ですが、現在主婦をされている方は子育てや家事をされている方がほとんどだと思いますので、そういった方が「指定保育士養成施設を卒業する」の方法で保育士資格の取得を目指すのは時間的に考えても現実的ではありませんよね。
ですので、主婦の方が保育士を目指す一番の近道は毎年2回行われる「保育士試験を受験する」になります。
保育士試験を受験し合格するにはもちろん勉強時間もたくさん確保しないといけません(※大体150時間程度の勉強時間が必要だと言われてます)ので、子育てや家事の合間を見つけて勉強を進めていく必要があります。
なかなか簡単に取得できるという資格ではないため、主婦から保育士になるというのはそれ相応の努力が必要だということは頭の中に入れておいていただいた方がよろしいかと思います。
大学や短大に通わない方は通信講座で保育士を目指すのがおすすめ!
上述した主婦の方が合格を目指すパターンにも該当しますが、大学や短大に通わない方は通信講座で保育士を目指すのが一番おすすめです。
独学だと費用は安く済みますし、自分のペースで勉強を進めていけるというメリットは存在しますが、逆にデメリットもあります。
一番大きなデメリットとしては、不明点が出てきた時に自分で解決しないといけないということでしょう。
保育士資格には複数の専門的な科目が用意されているため、ご自身が「この科目苦手だな~。。」と感じる科目も出てくるかと思います。
苦手な科目ということはそれだけ学習スピードも遅くなるでしょうし、不明点の数も多く出てくることが想定されます。
そういった不明点が出てきた際に、自分で解決するには時間を要しますし、そもそもその導いた結論や答えが間違っている可能性だって否定できません。
特に初学者の方は不明点もたくさん出てくるかと思いますので、独学で合格を目指すというのはかなりいばらの道になるのではないでしょうか。
あと、実技試験においても自分で練習をしないといけないのも非常に大きなデメリットのひとつだと言えますね。
で、これらの悩みをしっかり解決してくれるのが通信講座です。
通信講座は独学と比べると受講料がかかる分お金は必要ですが、質問サポートや実技試験指導がついているところがほとんどなので、独学で目指す場合に発生するデメリットの部分を完全に補えます。
通学講座という手もありますが、通学だとそもそも時間に融通が利きにくい点が主婦の方と相性が悪いですし、通信講座と比べても色々な必要経費が乗ってくる影響で割高になりがちです。
気になる金額面に関しては、おおよそ以下くらいの相場イメージで思っていただければいいと思います。
・独学 → 10,000円前後(参考書や問題集、模擬試験の費用など)
・通信講座 → 60,000円前後
・通学講座 → 100,000円前後
通信講座ももちろん安くはありませんが、合格できる確率は独学と比べると圧倒的に高くなりますので、私個人的には通信講座で保育士試験に挑まれるのが一番いいと思います!!
まとめ
この記事では、「保育士になるにはどうすればいい?」というメインテーマを元に、「短大や大学に通わないと資格は取れないの?」「主婦でも資格取得は可能?」といった疑問にお答えしてきました。
最後に記事の内容をサラっと整理しておきますと、保育士になるには以下の2つの方法があります。
・指定保育士養成施設を卒業する
・保育士試験を受験する
指定保育士養成施設というのは、いわゆる短大や大学なども含まれており、実習などを経て学校を卒業することで保育士資格を取得できる方法になります。
一方の保育士試験を受験するというのはその名の通り、年に2回ある資格試験を受験し、合格するという方法になります。
主婦の方が合格を目指す場合、金額面や拘束時間面から「指定保育士養成施設を卒業する」という方法はあまり現実的ではないため、通信講座で取得を目指すことをおすすめします。
長々と書いてきましたが、これから保育士を目指そうと考えておられる方の一助になれば幸いです。
ご精読ありがとうございました!
コメント